オイル缶窯で竹炭つくり
廃物のペール缶(オイル缶)で炭を焼いてみましょう
六実炭倶楽部
@ 構造
A 材料
20リットルのオイル缶(ペール缶)・フタもキャップも必要
餅焼き網(オイル缶に入るサイズ、丸網・角網でも可)
足場パイプ(単管)1m〜1.5mXφ50mm位
新聞紙・2日分位
アルミホイル・30cm×30cm
針金(細くてよい)50cm
炭にする竹・幅3cm位に割り、長さを揃える(ふたが確実に閉る事)
切ったばかりの青竹はできあがりが悪いようです
できれば2〜3ヶ月位は寝かせましょう
・道具として
竹を切るための、ノコギリ、鉈等
スコップ
ペンチ
団扇・扇風機・延長コード
着火用ライター、できればバーナー
軍手か皮手
B設置
オイル缶の高さプラス5cm位の素掘りの穴を掘る。
少し大きめの方が、後々作業がしやすい。
煙管は30度〜45度の角度に埋設できるように掘る。
掘った穴の底に新聞紙約1日分を1/2ページサイズ(B4)位にして敷く
オイル缶の外側に新聞紙を1/2日分位まきつけ、土を埋め戻し缶(窯)と
煙管をしっかり固定する。
缶の内側にも同量程の新聞紙を巻き(新聞紙で煙管の口を塞がないよう
注意)、炭となる竹をつめる。
竹はすき間を少なく、ギッシリとつめる。缶のふたが確実に締まるよう
竹の長さに注意
C着火
炭材の上で木っ端、新聞紙等にて焚き火をし、団扇であおぐ。
炭材に確実に着火したら、煙管より勢いよく煙が出る、そうなったらオイル
缶のふたをする。
キャップは外しておく事。キャップの位置は煙管の正反対にくるように。
D燃焼
キャップ口から土が缶の中へ入らぬよう気をつけながらふたの周りと上面に
土をしっかりかぶせる。(キャップ部は除く・土から煙が抜け出ないように)
キャップ口より団扇で風を送る。水気の多い白い煙がモクモクとでる。
団扇であおぐのに疲れたら、扇風機に交替。あまり強い風では缶の中の
炭材が完全に燃えてしまいます。風量調整には工夫が必要です。
E炭化(完全密閉)
白かった煙は徐々に青みがかってきます。炭材の水分が少なくなってきまし
た。もう、一息。煙が青からほぼ透明になったら、ふたのキャップし、土を
しっかりかけます。その後5〜10分位経過して煙が完全に出なくなったら
煙管の先にアルミホイルを二重にしてふたをし、細い針金で縛り固定します。
F完成
後は煙管が冷えるのを待ちましょう。煙管の根元、土から出てすぐの部分
までよく冷まします。あせってふたを開けますと、酸素が入った途端、ボッ
と燃えてしまいます。
オイル缶と煙管を一緒に地上に出し、ふたを開けてみましょう。
MY炭が出来ている事でしょう。
竹炭で着火より出来あがりまで約4時間です。
成功への<ポイント>
1:着火開始(なかなか着火しないので注意)
2:着火確認して蓋をする
3:キャップ口より団扇による送風
4:扇風機による送風に移る(白煙がモクモクでます)
5:煙の色が白から青みがかる
6:煙が青から透明に変化する(キャップをし送風口を全閉とする…キャップ
部にも土をかけ密封する)
7:煙が完全に出なくなったら煙道を全閉する(完全密閉)
8:自然冷却を待つ(煙管の根元まで手で触って冷えている事を確認)
9:キャップのみ外し発火しない事を確かめて取り出す
竹酢液も取る事が出来ます。
以上